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  • 日常のこととか、創作や二次創作の絵や妄想を好き勝手に綴っていく日記。
    ゲームや嗜好品の感想も。

  • 今日も今日とて

    ★米知らないアーミィたちが始めて白米食ったとき、白米単体で食って味が無い美味しくないって言いそう。
    おかずと一緒に食うと最高に美味しい食べ物だと後になって知るといい。
     
    毎日、しょうもない妄想ばかり考えてる。外界との精神隔離がけっこう酷い。
    さらに、脳が甘いもの要求してくる。常時、思考がフル回転してる。甘味菓子ばかり食べてる。
    眠りに落ちる寸前まで、いつも何か妄想してる。何も考えない時間がない。
    ・・・と、そんな自分がそろそろ根を上げたので、ゆっくり休みたい。
     
    今日は、久しぶりに髪を切りに美容院へ。
    ここずっと自分で適当に切ってたから、ボサっ毛頭だった。すっきりすっきり!
    でも、ボサっ毛な髪型も気に入っていた。乱雑だったが自分好みになるように切ってたからな。
     
     
     
    殺伐と鬱ネタ大好きな小説担当の短文置いておきますね。
    ある日の白昼夢妄想を文章化しただけのお話。アーミィとⅨ籠の死にネタというか心中ネタ。こういうのは日記でさらっと過去に流したほうがいい。
    状況的に猟奇な部分あるけど描写表現は抑えてなるべく軽い文にしてます。アレな感じですがエロくはない。
    短文にするために、かなり端折ったので文章構成が荒いのは目瞑って^p^


     真っ暗で何も見えない部屋。
      両腕両脚の喪失。ただ生かされるだけの時間が過ぎる。
     本当は始末されるはずだった。
     でもそれをⅨ籠が最後の最後で拒否した。
     それを組織は承諾した。再起不能にすることを条件に。
     完全な暗闇の中では【TOOL】の能力はⅨ籠に効かない。【TOOL】よりも【影】の方が強かった。
     人は長い期間何も無い空間にいると、廃人になる。それをぎりぎりの所で止めているのがⅨ籠の存在だった。
     これは、肉体的にも精神的にも、完全な支配。
    「…Ⅸ籠。いつまで僕を生かしておくつもり?」
    「え? 何言ってんの? ずっとだよ?」
     当然と言わんばかりの返答。
     Ⅸ籠は特に何かをするわけでもなく、上からの命令が無ければずっと傍にいた。他愛の無い会話と、時々抱き寄せては髪を撫でたり甘えるように頬を寄せてくる。
     そんな時間がゆるゆると流れる。
     こうなる前は、あんなにも殺意剥き出しだったから、虐待でもされるかと覚悟していたが、そういうことも無い。刺さりそうなくらいに向けられていた殺気も今となっては微塵も無く、いじらしさを感じるくらい純朴な弟だった。
     不思議なことに、こんな状況を不便に思うことはあっても、不満は無かった。
     自分で意識していたよりもずっと、Ⅸ籠の事を信頼していたし、大切に思っていた。
     
     ふと部屋に響く電子音。
    「兄さん。呼ばれたから、行ってくる…」
     Ⅸ籠が身を離して遠ざかっていった。
     部屋の外から、話し声が聞こえる。
    「それならオレの体使えばいいだろ!」
    「お前の遺伝子では改変が酷すぎてクローンは造れない。塩基配列が特殊で…」
    「そんなこと知るか! 兄さんにはあれ以上何もしないって約束しただろ!」
    「悪いようにはしない。少しの間借りるだけだ。これは上層部からの決定事こ…」
    「うるさい!!」
     ばしゃ、と、何かをぶちまける音。悲鳴と共に遠ざかって行く、いくつかの足音。
     血の香りと一緒にⅨ籠が戻って来た。
    「大人って嘘つきだよね」
     不貞腐れたような声。Ⅸ籠がどんな顔をしているのか、この暗がりでは分からなかった。
     Ⅸ籠は多くのことに対して寛容で、自分自身に対して関心が薄かった。けれど、大切にしているものに干渉されることを嫌い、それが起きれば人が変ったように凶暴だった。その事をいくら諭しても、Ⅸ籠は弁解があやふやで、時には自分がしたことを全く覚えていないようだった。性格に大きな欠陥があることは、組織にも周知されている。その性格が災いして、親しくしていた部下を失っていた。
    「何かあったのか?」
     おおよその内容は会話から把握していたけれど、あえて訊いてみる。
    「大丈夫。何があっても兄さんのことは守るから」
     Ⅸ籠はそれだけ返事して、黙り込んだ。
     十数秒ほど間をおいて、Ⅸ籠が髪を撫でてきた。
    「…あの、さ。兄さんは、新しい弟が欲しい? …もし、欲しいなら…」
    「Ⅸ籠だけでいいよ」
     迷い無く返事をする。
     もし次のクローンが成功したら、恐らく今のⅨ籠よりも従順で危険性の無い兵器にするはず。そうなったら、組織が手を焼いているであろうⅨ籠のことをどうするか分からない。
    「そっかぁ…。兄さん、オレだけでいいんだ…」
     ふふっと笑いながら、Ⅸ籠が小さく呟いた。すぐ隣で寝そべっているのか、ぱたぱたと足を動かす音がする。
    「オレも兄さんがいればいい」
     心底嬉しそうに声を上げて、抱き付いてきた。
     抱き返してあげられる腕は無いから、代わりに頬を寄せた。
     
     いつからか、Ⅸ籠が不在の時に部屋の外が騒がしくなるようになった。
     Ⅸ籠が居ない隙を狙おうとしていることは十分に読み取れる。組織はどうしても新しいクローンを造る気のようだった。
     早く何とかしないと手遅れになる。
     自分には抵抗する方法が無い。【TOOL】の能力を使うことはできるが、自分で自分の身を守れないのだから、その隙を突かれる。
     事が起きているときにⅨ籠が戻ってきたら、それこそⅨ籠は逆上して本気で暴れるだろう。そんなことになったら組織も強攻に手を下すに決まっていた。
     Ⅸ籠と一緒に逃げるという選択も考えたけれど、事情を話せば確実にⅨ籠は業を煮やして組織に牙を剥く。組織と全面的に戦うのは多勢に無勢だった。
     どう転んでも、八方塞がり。この部屋同様、光が見えない。
     どうすればⅨ籠を守れるか、そんなことばかり考えるようになった。
     
     あるひとつの方法を思いついた。
     組織にクローンを造らせない、確実な方法。
     Ⅸ籠を裏切る行為にも似た方法だったが、Ⅸ籠のためならどう思われても構わなかった。
     真っ暗な部屋で、どこにいるのか分からないⅨ籠の様子を探るために意識を集中する。
    「Ⅸ籠、頼みがあるんだけど」
    「何なに? 何でも言ってよ!」
     弾むような返事が返ってくる。
    「Ⅸ籠、キスしてくれる?」
    「え…」
     少し離れた位置で、ごそりと身を動かすⅨ籠の気配。
     思った通りの反応だった。でも、これを押し通さないと意味が無い。
    「嫌だった?」
    「あ…いや、えっと…。嫌じゃない…けど、オレなんかでいいのかな…」
     Ⅸ籠が遠慮がちに抱き付いてきた。
     静かに唇を重ねる。
     舌先に触れる、歯ではない硬い異物。
     やはり、あった。歯列の外側に。終わらせる最後の手段。
     国家にいたときに自分もそうだった。万が一捕らわれた場合、相手に遺伝子情報を奪われないための、遺伝子を破壊する強力な化学物質。
     深く求める振りをして、その小さな塊を抜き出すとすぐに噛み砕いた。
     広がる苦い味。
    「っ…」
     Ⅸ籠が慌てて唇を離す。
    「兄さん、それ飲んじゃ駄目!! 早く吐き出して!」
    「ごめん、Ⅸ籠。…これしか方法が無かった」
    「…何、それ…どういう意味?」
    Ⅸ籠が震えた声を出す。
    「…本当に…ごめん…」
    「……」
     暫しの間。暗くて、Ⅸ籠がどんな顔をしているのか分からなかった。
    「兄さんがどういうつもりなのか知らないけど、それで自殺は出来ないよ」
    「え…」
     Ⅸ籠の話に、身体が強張った。
    「それはオレの頭痛薬。戦闘中でもすぐ飲めるように入れてるだけ。正常な人が飲むと強い  眩暈が起きるから、吐いたほうがいいよ。…自害用の毒はこっち」
     Ⅸ籠がカラカラと口の中で音を立てる。
     失敗した。逸る気持ちで冷静さを欠いた。
     まさか常備薬を口に入れているなんて、そこまで考えが及ばなかった。
    「ねぇ…。何で死のうとしたの?」
    「……」
     妙に冷静な口調のⅨ籠に、何も言えなかった。
     沈黙が流れる。
     静寂の中で、がり、と音がした。
    「…Ⅸ籠…?」
    「兄さんが死ぬくらいなら、代わりにオレが死ぬよ」
    「それは…」
     絶対に避けたかった最悪な結果になる。
     もう、形振り構っていられる場合じゃなかった。
    「Ⅸ籠って本当に馬鹿だよね!」
     語意鋭く、大声を出す。
    「考え方が幼稚で浅薄! 空気読むのが下手で、強気なくせに泣き虫で! 機嫌が悪くなるとすぐ暴力的になる!」
     こんな方法でⅨ籠が釣れるかどうか、分からなかった。
    「いつまで僕に執着してるつもりだ!? 早く殺せよ! お前のことなんか…嫌い…なんだよっ…!」
     喉が引きつって言葉に閊えた。
     でもそれは、急に大声を出したからではなかった。
    「馬鹿なのは兄さんの方だよ。泣くくらいなら、無理に嫌なこと言わなくていいのに…」
    「…っ…」
     完全に遣り損じた。頭の中が真っ白で、機転の利いた次の手なんて、思いつかなかった。
    「兄さんって、感情薄くて、何考えてるのか分かんないよ…。冷めた態度のくせに、自信家で強がりで、ひとりで解決しようとする」
     溜め息混じりにⅨ籠が呟く。
     不意に口に何かが触れる。舌を刺すような苦味を感じた。
    「よくわかんないけど、兄さんの頼み事だから、聞いてあげるよ。今更ひとりにされるのも嫌だから、一緒にいくけど」
     すぐ隣で寝そべる音がして、髪を撫でられた。
    「おやすみ…」
     
     その後の記憶は無い。

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